輩の小説
「劫火3 突破再び」(85/122)
最終章の手前で、
グッと力を抜きさる、この巧みな筆技!
西村健、恐るべし。。。
スーパー冒険小説「劫火」という長編を4冊に分けた第三弾。
大活劇を彩る輩、オールスター、遂に勢揃い。
善チームも、悪チームも、中立チームも、必死です。
一生懸命な人たちは、例えその行為が間違っていたとしても、
一生懸命じゃ無い人たちより、素敵かもしれません。
闇雲に走れる力、忘れちゃったら、悲しい大人になっちゃいます、きっと。
一生懸命、大切。
そんな気分にさせてくれます。
で、本作品では一徹が食いまくります。
ただ、それだけです。
その裏で、国家権力、世界情勢を動かしている陰謀が、
徐々に、徐々に明らかになっていく。
そのギャップが物語の深みを演出します。
エンタテインメントの間違いの無いセオリー、確信。
で、最終巻700頁が待ってるぜ!
行くぜっ。
※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
- 作者: 西村健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 文庫
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