趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

人生とは、そんなもの

「トリプル・クロス(下)」(104/122)




まあ、最後は悪は負けるわけですが、
その負けるきっかけが、
ここにあるとは…


ネタバレになるので書きませんが、
人生なんて、予測出来ないんですよね。
本作品の巨悪、ロシアの大マフィアのボスも、
ことごとく邪魔者は抹殺してきたのに…


自分の得意とするやり方の裏を書かれた時のダメージは、
通常のダメージの数倍の衝撃があるんですね。
謙虚になることが、サバイバルの基本ですね!



で、ダニーロフの最後のケジメのつけ方が粋です。
ほほーーん、こう来ましたか。
これじゃ、カウリーもお手上げでしょ。



この二人のシリーズ、四作目だけど、
本作が一番、読みやすいかも。
展開も派手だし、心理戦も巧みだし。
フリーマントルの中でもビギナー向けかも。


とはいうものの、
読んでて、「左脳」がフル回転すること間違いなし。
たまりません!





はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)

トリプル・クロス〈下〉 (新潮文庫)

トリプル・クロス〈下〉 (新潮文庫)