空を飛べる。きっと飛べる。
「スカイ・クロラ」(115/122)
読んでいると、空を飛ぶ気持ちが、心に忍び込んでくる。
そして、目を閉じるまでもなく、
活字が青く高い空の中に溶けていく。
飛行機の挙動が左脳から右脳に駆け抜ける。
そして右手をギュっと握り締める。
気がつくと、そこは銀座線の中だったりする。
ネタばれになるのであまり書けませんが、
飛行機、正確に言えば戦闘機のパイロットの話。
あまり楽しい話ではありませんが、
決して悲しい話じゃないです。
断言します。
というか、断言させてください。
そうしないと、
ダメ人間になってしまうかもしれないから。
飛ぶことの意味なんて、
考えたことなかったです。
だって、飛べないから。。。
それじゃ、いけないんです。
反省。
世の中には、まだまだ考えなくてはいけないことが、
身近にたくさーーーーーんあるんです。
反省。
もっと、大事に生きなきゃ。
それにしても、森博嗣の飛行描写は本当に素敵ですね。
これをアニメ化する押井守さん、流石、チャレンジャー。
※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
- 作者: 森博嗣
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