趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

「国家」とは?……熱い。

「半島を出よ・上」(130/122)




やっと読み始めることが出来ました。
熱い村上龍、意外に好きです。



この、人名の圧倒的な羅列が、
人の価値を逆に貶めている感じがします。
有象無象の登場人物たちに、
敢えて名を与えているものの、
そこには名前しか存在せず、
人としての営みは、
非常に、非常に、軽くしか、薄くしか見えてこない。
名を守る為に生きている人たちだから、当然か。



それにしても「国家」も名前だけのものなのでしょうか?
ただの場所なのでしょうか?
呼び名が必要だから、つけられたに過ぎないのかも…日本国。
日本国という名の地面の上に立っているから日本人、だけなのでしょうか?




弱りきった日本に攻めてきた朝鮮民主主義人民共和国の「反乱軍」。
彼らは、れっきとした「朝鮮人」です。
それを迎え撃てない日本の人たちは、どんな結末が待っているのか。
福岡独立計画は頓挫してしまうのか?
中国は?アメリカ合衆国は?
そして、脅威のアウトサイダー「カタカナ」軍団は、何をするのか?




厚くて熱い下巻に、いざ進みます。
日本は、どうなる。






はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)

半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)

半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)