解ける謎。深まる謎。募る謎。
「暗黒館の殺人・3」(31/122)
遂に第三巻。
1,650頁/2,100頁。
いやー、読み始めたら止まらない。。。
一気に謎が解けていく。
暗黒館の猟奇的、怪奇的な部分の謎が解けていく。
儀式、死生観、倫理、私欲、存在意義。
愛情、建前、財産、希望、絶望。
憧憬、憎悪、契約。
全てが、この暗黒の館の中に溶け込んでいく。
このカタルシス、
これこそ、読書の醍醐味。
でもでもでも、
謎が謎を呼ぶとは、まさにこの事。
読み進めていくうちに、
この作品の主体的な謎とは何なのか?
そんな根本的な謎が心を占めるようになってくる。
今までの謎は、
1,650ページの謎は、
単なるオープニングアクトに過ぎないのかもしれない。
いざ、最終巻へ。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※yonyonsanの走りブログhttp://ameblo.jp/yonyonsan/
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