趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

高村薫。北村薫。西村香?

「愛読者」(34/122)




折原一の「軽〜い」ジョークで楽しませていただきました!
いやはや、こういうのもアリですね。


全て手紙(もしくはFAX、メモ)のやり取りで構成された短編連作集。
「超マニアック」で「過激」な「イッちゃってる」ファンが大活躍。
それに果敢に立ち向かう「覆面作家」!?
もう、失笑なくしては読むことが出来ないスマッシュヒットです。
まさに、人の死なないミステリー、ですね。



でも折原一ですから、
ちゃ〜んと捻ってあります。
このまま、ドタバタで終わるのかな・・・とか思っていると、
シッカリとまとめてくれる、この安心感。
ちょっと毛色は違いますが、
東野圭吾の「超・殺人事件」を思い出してしまいました。


そして、素晴らしい「あとがき」が待ってますよ。
本作品、自称(他称?)ミステリーマニアの人にオススメします。
「重い」作品に疲れた時に、是非。







はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※yonyonsanの走りブログhttp://ameblo.jp/yonyonsan/

愛読者―ファンレター (文春文庫)

愛読者―ファンレター (文春文庫)