誰が敵?何が目的??
「デッドライン・下」(37/122)
アラスカ経由で、
樺太から北海道へ。
そして東京を経て最後は…
1945年8月6日のヒロシマまで、
タガワの思いは、熱い行動と共に、驀進する。
意味不明。
それが戦争の真実なのかもしれません。
本当に、わからない。
誰が、何のために、戦争をするという選択をしているのか。
マジで意味不明。
でも、多分、その場に、その時にいたら、
意味の有無を考えようなんて、思わないなんだろうな。
人って、バカだなあ。
でも、バカだから、生きていけるのかもしれないなあ。。。
本作品、アクション冒険小説としては勿論、
戦争小説としても秀逸です。
非常にスリリングでありながら、
無理なく大量の情報を、戦争は本当に悲しいというメッセージを、
文章に丹念に編みこんでます。
素敵な作品です。
一読の価値、あり。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※yonyonsanの走りブログhttp://ameblo.jp/yonyonsan/
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