理屈とか、理由とかよりも大事なこと。
「東京奇譚集」(39/122)
不思議な短編五つ。
日常の中に潜む不思議が、
チョコっと顔を出す、その風景を、
村上春樹が送り出す。
250頁の、さりげない異空間。
いやあ、心地よい文章。
読んでいるだけで楽しい、嬉しい。
具体的な物語の展開よりも、
文字を追うことが重要なんです。
特に事件があるわけでなし、
謎が解けるわけでもなく、
そこには文字が綴られているだけ。
すぐに読めてしまうけど、
あんまり急がずに、
ゆっくり、時々、気が向いたときに、
読みましょう。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※yonyonsanの走りブログhttp://ameblo.jp/yonyonsan/
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