趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

楽しい「戦争」

「裸者と裸者・上」(55/122)




戦争という残酷な行為に、
楽しみを感じる人がいる。
それは悲しい現実である。


この現実を、人類は越えることが出来るのだろうか?
今までの人類の歴史は答える。
残念ながら、否。


でも、
飛べない人間も、
飛べるようになった。
平らな地面でも、
地球は丸いという事実に気がついた。



ならば、、、
一抹の「望み」はあるはず。




本作品、(多分)近未来の日本が
戦争に明け暮れている様子をcoolに描いている。
はっきりいって、気分が悪くなる物語。
落ち込むし、悲しくなるし、苦しくなる。
そんな中でも、身の丈限界まで輝こうとする少年カイトに、
期待する自分が確かに居る。



さあ、下巻。
結末は?
誰でもいい、一人でいいから、救われてほしいと切に願う。





はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
http://ameblo.jp/yonyonsan/

裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争 (角川文庫)

裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争 (角川文庫)