趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

やっぱり、生きていて欲しかった

「ラストソング」(73/122)



あ、あの、映画だったんだ。
読み終わっての「あとがき」まで気がつきませんでした。


15年ほど前の作品。
舞台は20年以上前。
実はタイトル直球、音楽ど真ん中の物語。


実は、これ、
音楽業界についての記述が想像以上に正しい。
もちろん、エンタテイメント作品なのでデフォルメはされていますが、
筋はちゃんと通っている。
野沢尚は、このデフォルメに仕方が上手なのかも。
名作「破線のマリス」の時も、
テレビ業界を実にうまく扱っていた気がする。


そんな絶妙な舞台背景が、
男2+女1の恋愛小説王道パターンを引き立たせる。
それも、青春という彩で。


日本海をバンドメンバーで旅するシーンは読んでいてすがすがしいし、
ラストのラストソングも、
しっかりと聞こえてくるし、
やっぱり、野沢尚は死んではいけない人だったんだと、
確信。




はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
http://ameblo.jp/yonyonsan/

ラストソング (講談社文庫)

ラストソング (講談社文庫)

===<参考>===

ラストソング [VHS]

ラストソング [VHS]