223ページ目の輝き
「セリヌンティウスの舟」(77/122)
謎解きのクライマックスも終わり、
密室系のミステリーとして、
ちょっと変化球で楽しめたかな〜とか思いつつ、
何気なくたどりついた223ページ目(文庫です)。
や、感動した。震えた。
こんな素晴らしい結末を予測できなかった自分が愚鈍なのか!?
それとも、
最後のページに全てをこめた石持浅海が凄いのか。
あ、もう、どっちでも良い。
とにかく、この作品、自分はナメてました。
すいません。
ラストまでの222ページを読んでいた自分を猛省。
死の一歩手前を体験したアマチュアダイバー6人が登場。
その中の1人が自殺する、他5人の前で。。。
それは、果たして、本当に自殺だったのか?
この6人は、本当に仲間なのか?
非常に地味ですが、濃密な時間の流れがそこにはあります。
で、結末は。。。
久しぶりに、読み終わった時、鳥肌が立ちました。
この感覚、読書以外では体験できないでしょう、きっと。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 石持浅海
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/05/13
- メディア: 文庫
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