カイシャの話
「震度0」(83/122)
横山秀夫、懇親の一作!
震えました、この重さ。
N県警(=カイシャ)で起きた課長失踪事件。
人の醜さが、ジワジワと浮かび上がる。
普通の会社ではないだけに、
より鮮明に浮かび上がる。
本部
警務部
警備部
刑事部
生活安全部
交通部
警察というカイシャは難しい組織だ。
本当に難しい。
特に人事。
犯罪を憎む、悪を懲らしめるだけがカイシャの仕事じゃないんです。
普通の会社の目的は、利益追求とかとりあえず言い切れるけど、
カイシャは、何も、言えない。
そんな組織を統率していく「理念」は???
でも、この複雑怪奇な組織に対する、
言いようの無い憧れが、
無くはない。。。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 横山秀夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 文庫
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