趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

冒険かあ。。。

「上と外・下」(87/122)



いろんな意味での「冒険」、してますか?


本作の主人公、少年・練、少女・千華子。
二人は肉体的も、精神的にも冒険する。
そして克服する。
そう、冒険は乗り越えるもの。
過酷なマヤの儀式。
少年達は地下宮殿を所狭しと駆け巡り、「王」に挑む。
そして、「王」という強敵をクリアした先には。
なんと、新国家設立?!
それは大人達、いや人類にとっての「冒険」なんだろう。
練、千華子の父も母も、
子供達に比べれば、大した事ないけど、
二人の精神世界の中で、過酷な冒険に挑む。


恩田陸の描く冒険は、
小さいモノから、大きなモノまで、一緒だということを改めて教えてくれる。


そう、冒険がない生活は、人生は、ダメだ。
というか無駄だ。
さあ、どうする?



はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

上と外 下 (2) (幻冬舎文庫 お 7-10)

上と外 下 (2) (幻冬舎文庫 お 7-10)