邪悪な自分
「I'm sorry,mama.」(109/122)
心も、体も、頭も、体も、
本当にムカムカと、気分、落ちる。
もう、このムカつく感じ。
桐野夏生の思う壷か。
なんて酷い女、なんだ。
このアイ子って奴は。
平気で嘘をつく、人を殺す。
全ての選択肢、「悪い」方向を確実に選ぶ。
が、しかし。
このムカつきが、
実は自分に対するものなのかも、、、
と気がついた時、背筋が寒くなる、とてつもなく。
巻末の島田雅彦の解説が、
本当に素晴らしいんです。
読んでみてください。
こんな解説、初めて出会いました。
性悪女、そう、人は皆、性悪なんです。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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