森博嗣に、ついていこう
「τになるまで待って」(110/122)
Gシリーズ第三弾。
こうなってくると、ミステリィじゃない。
関心は、
世間一般でいう「ミステリィ」ではない部分にあるのでは。
別に殺人事件、密室殺人の謎やトリックが解決されようが、
解決されまいが、
そんな事は、本作品の瑣末な事象なのでは。
誰が、どういう状況で、解決を試みるのか。
その時の周囲の状況は。
その解決が多方面に及ぼす影響は。
物凄く、社会的なミステリィ作品に進化している気がします。
根は「スカイクロラ」と非常に似ているかも。
だから、森作品、今後も読み続けます。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/15
- メディア: 文庫
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