海と人と地球と生物と
「深海のYrr・上」(115/122)
遂に読み始めました。
全部で文庫、約1,700ページの大いなるドラマです。
まだまだ前半1/3なんで、
とやかく言っても仕方ないのですが、
地球を守ろうとか言っている、
上から目線の愚かな人間たちに対する、
警告のような、作品のような気がします。
地球の歴史に比べれば、
人なんで、塵みたいなもんです。
そんな塵に対し、
ゴタゴタと、ワラワラと、何をしようが、騒ごうが、
この星は、なんの躊躇も無く、
鉄槌をくだすに違いないんです、多分、きっと。
海と海洋生物に対する、非常にリアルでシビアな描写が、
たまりません。
海洋テクノスリラーとでもいうのでしょうか。
理性で緻密にサイドを固めていく文体に酔いしれる。
少し早い秋の読書、なんて楽しいのでしょうか。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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