完結
「長恨歌」(124/122)
ここで、遂に、
不夜城から紡がれていた、
劉健一の、
物語が終わります。
歌舞伎町に居る人たちの生き様を、
ヴィヴィッドに、リアルに、細密に描いた馳星周。素晴らしいです。
この哀しい現実が、
黒と白であり、
そして、キチガイじみた極彩色であり。
その世界では、
人が死んでしまうという事実が、
実にシンプルに処理されるという場面であり。
本作品も、
裏切り、裏切られ。
そして、ゴールには何が???という問いかけであり。
死は完結ではなく、もしかして始まりなのか。。。
生きていく意味はどこにあるのか?
実に意味深い作品です。
是非、
不夜城→鎮魂歌→この「長恨歌」
読んでください。
私は、頑張って生きたくなりました。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 馳星周,横山孝一
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