マコトは信用できる、だから池袋に行く
「灰色のピーターパン〜池袋ウェストゲートパーク6」(3/122)
六年目、ですか。
マコトも大きく(って二十歳そこそこですが)なりました。
単行本では八年目までいっているようですが、
ま、二年遅れくらいが、マコトとの距離感としては絶妙かと。
さて、
今回は4つの事件が。
盗撮する小学生、
復讐に燃える妹、
ロリコン疑惑の青年、
そしてラストはホストと風俗嬢と副都知事。
今回は今ままでよりも小さな事件です。
ラストは大きめですが、
根本的には、
実に池袋に密着した人達が、自分たちのキャパシティの中で、
精一杯暴れ、遊び、悲しみ、怒り、喜んでいます。
お気に入りは、野獣とリユニオン、かな。
ありがちな筋書きなんだけど、
石田衣良の手にかかると、
そこに、活きた池袋が入り込み、
池袋で生きる人達の気持ちが入る。
だから、僕は、
このシリーズを読み続ける。
それにしても、マコトはこの先、何をやるのだろうか?
遂に、カノジョらしきモノも出来たみたいだし。
楽しみ楽しみ。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉 (文春文庫)
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 文庫
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