おおぉ、ミステリー
「グラン・ギニョール城」(6/122)
これぞ、ミステリー。
二重構造で進む物語。
ミステリーを読むぞっ!って気にさせてくれます。
お約束も固い。
私立探偵と国家警察。
先生と助手。
このステレオタイプな設定で、どう読者に切り込んでくるのか?
さあ、読むべしって気持ちが盛り上がります。
そして設定。
やっぱり、城で、もちろん密室設定に陥る流れ。
さらに、孤城の中でも密室が作り出される。
そんじょそこらの密室じゃ許さないぞ!って、
ミステリー読書の挑戦を真っ向から受け止めるのか?
もちろん、ネタバレになるので、
結末には触れませんが、
本作品、かなり巧妙です。本当に巧妙です。マヂで巧妙です。
ああ、ここで、あれが、何して、そーなるんだ。。。。!!!!
感心させられること、間違いなし。
ミステリー好きならば、
読みましょう。
そして、
ミステリー好きであることに感謝しましょう。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 芦辺拓
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