故郷の存在
「帰郷-刑事・鳴沢了」(9/122)
鳴沢は新潟に戻った。
父が死んだので。
それが5作目、本作品。
ナイスなデカ鳴沢が父の未解決の事件に挑む警察警察小説。
でも、今回は、
今や管轄外の故郷での事件なので、
あまり警察色が濃くないです。
どちらかというと「私立探偵小説」ですね。
故郷なんで、
イリーガルに動く鳴沢を、
昔ながらの縁でサポートしてくれる人もいるが、
昔からの因縁で足を引っ張る人もいるわけで。
それが故郷なんだなあ。
故郷が無い私には、羨ましい限りです。
正確には、生まれも育ちも東京で、
仕事も東京で、
生家(大袈裟ですね)も取り壊されてしまい、
育った町には既に家族は誰一人住んでいないだけなんですが。
でも、故郷のないメリットもあるんですね。
自由です。
でも、その自由は、軽いんですが。。。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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