実は骨太な作品です(ハート)
「夏期限定トロピカルパフェ事件」(11/122)
いや、これ、もっと早く読んでいたかった。
タイトルと
カバーデザインにだまされていました。
でも、この前に「いちごタルト」があるんですよね。
順番、間違えちゃいました。残念。
早速買いました。
読まなきゃ。
高校生二人、ちょっと変わった「小市民」の男女の物語。
心の駆け引きで展開する、
ミステリーでもあり、
それも非常に本格的でタクティカルであり、
そして、人間の精神的「闘い」を描いた小説でもあり。
デザート(?甘いもの?スイーツ!)を軸に物語は進んでいくので、
一見、甘そうなんだけど、
その底流に流れるモノの正体は何なのか?
実に心躍らされます。
いや、久しぶりにヤバい作品に出会ってしまったかも。
まだ「いちごタルト」を読んでいないんで、
何とも言えないんですけど、
西澤保彦の一連の「タック」シリーズを髣髴させます。
米澤穂信、甘くみてました。
これから必読の著者となるかも、です。
超オススメ、マチガイない。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 米澤穂信
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- 発売日: 2006/04/11
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