重、重厚。深、深淵。

「オイディプス症候群・上」（34/122)

久しぶりに、
読み進める速度が、遅い。
とても遅い。
頁に繰り広げられる文字に、心も体も絡み取られてしまう。

ミステリーなんだけど、
その根幹を覆い尽くす哲学的思考のバトルや、
神話の世界を懇切丁寧に解説してくる、この作品。
なんでしょう。
ちょっと、感動です。
もう、大変です。
なんか、感想とか紹介とかしようと思っても
文字が出てこない。。。
あ〜、凄い。
なんか、読むたびに、ズンズン頭良くなってるかも（笑）

この筆力に負けないように、
さあ、下巻、かかってこいよ〜

※はてな年間100冊読書クラブ（2007-2008．134/122）(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

オイディプス症候群〈上〉 (光文社文庫)