文庫、上巻のラスト
「ジェネラル・ルージュの凱旋・上」(48/122)
「ジェネラル・ルージュの凱旋・下」(49/122)
文庫、上巻のラスト。
なぜ、速見先生が「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれているのか、
森野が翔子に説明する場面。
ここが最高。
物凄い力がある。
読みながら惚れ惚れしてしまいました。
あ〜、海堂尊、凄い。
本作品、というか本シリーズ「桜宮サーガ」の魅力の一つとしてよく語られること。
非常にリアルな病院の設定、医学の知識、それをとりまく厚労省の実態と、
その中で活躍するコミカルな登場人物、過度にドラマチックな事件が、
絶妙なバランスで溶け合っている、というポイント。
それが最大限発揮されているシーン。
いや〜、読みながら、
嬉しくなって、地下鉄の中で笑ってしまいました。
こんな高揚感は久しぶりでした。
なんて楽しい本を読んでいるんだろうか。
この幸せな気持ちを、誰かに伝えたくて、仕方ないっす。
で、物語は救命救急センター。そして倫理。
さらにビジネスとしての病院。
ハイテンションで駆け抜けるジェネラル・ルージュを見失わないように、
注意しながら、一気読みしてください。
今回は、一種の「法廷劇」として楽しめます。
言葉の戦い、
篤とご覧あれ。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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