戦争とは、何と戦う事なのでしょうか
打海文三「愚者と愚者・下」(71/122)
椿子は戦う。
とにかく戦う。
生きるため?
尊厳を保つため?
楽しいから?
ラストの池袋での戦闘は、
あまりにも鮮烈で。
だから、
愚かな人間は、戦争を止められないのかと。
椿子の疾走する様が、
脳裏に焼きつく。
こんな残酷で且つ華やかな若者の物語に出会えて、
やっぱり読書は素敵です。
人生の壁が見えてしまったとき、
本作品を読むと、
壁は壊せばいいじゃん、というシンプルな答えにたどり着きます。
で、本作品の解説で、
遅ればせながら
打海文三さんが一昨年、お亡くなりになっていたことを知りました。
死ぬために戦う。
それを
死ぬために書く、と置き換えると、
あまりにも陳腐ですが、
今の気持ちは、こんな感じです。
でも、この自分の書いた文章、
2、3年後に見たら、、、
あああっ
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
愚者と愚者 (下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ (角川文庫)
- 作者: 打海文三
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: 文庫
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