これほど続編を期待してしまう作品はあまりないだろう
「刑事の墓場」(98/122)
あの「脳男」の首藤瓜於が「墓場」を書くんだから、
ちょっとヤバくない、、、と思って読みはじめましたが、
良い意味、裏切られました。
実にオーソドックスな刑事小説です。
味のある、癖のあるオトコたちが集う、
非常にストレートな物語です。
左遷、所謂「島流し」で「動坂署」に送られた警察官たち。
みんな訳有り。
主人公、雨宮だけは、
自分の「訳」を認めたくなくて、
負のスパイラルにどんどん落ち込んでいく。
が、そんな中で、殺人事件が。
そして、訳有り軍団が、立ち上がる。
これ、被害者(=殺されちゃう人)の描き方が上手い。
ネタバレになるんで書きませんが、
伏線に気が付かなかった私は弱い読者です。。。
で、
これで終わってしまうのは、ちょっと残念です。
雨宮の復活。
そして訳有り軍団ひとりひとりの復活を是非読みたい!
まだまだ読み足りないぞ!
頼む、書いてくれ!!
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 首藤瓜於
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/15
- メディア: 文庫
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