あと三年の物語
「終末のフール」(101/122)
あと三年で人類が滅亡する、、、
という、さりげなく、非常にわかりやすい設定。
そこで繰り広げられる、
ただのホームドラマです。
そう、普通の物語。人間の物語であり、家族の物語であり。
よくある質問。
明日、地球が滅びるなら、何する?
まあ、明日だから、
大したこと出来ないんで良いんですが、
もし、
8年後、地球が滅びるなら、何する?
って、けっこう深い。。。
で、深く深く考えた先に見えるであろう風景が、
ここにありました。
結局、生き物は、死ぬことしか確定していないんで、
その確定条件に向かって、
毎年、毎月、毎日、毎時間、毎分、毎秒、
進んでいくしかないんだなってこと。
あ〜、生きてるって、いいな〜
生きてるだけでいいな〜
そんな気持ちになりました。
伊坂、やっぱり、ヤバいぜ。
ハズレ無し。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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