混ざった感じ
「背の眼・上」(105/122)
「背の眼・下」(106/122)
道尾秀介の長編デビュー作。
ミステリなのか?ホラーなのか?
結末はどっちなのか?
理性か?感情か?
そ〜んな不安定な気持ちで前半読んでいたのがバ〜ッカみたい。
最後のこの締めくくり方、さすがです。
当初の混ざったあやふやなイメージこそが、
本作品に仕掛けられた最大の「罠」なんですね。
やっぱ、道尾という人は、
凄いです。
心霊写真の謎から始まったように思えた事件が、
連続殺人、失踪事件につながっていく。
強引にも思える「ありきたりの」展開かと思いきや、、、
とにかく上手い。
読者を翻弄するかのようでいて、
しっかりと筋を抑えている。
こんな文章をかける人に生まれてみたかった。。。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 道尾秀介
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