読んだぁっ、て感じ
「海の底」(114/122)
いいねぇ
怪獣SF
いいねぇ
警察、自衛隊、子供たち
突飛な設定を圧倒的リアルで描くこの手法。
マヂで「小説」です。
読んでてドキドキワクワクです。
横須賀が巨大ザリガニ軍団に襲撃される。
それが前提。
そこに理由はいらない。だって小説だから。
いや〜、読んでて気持ちよい!
取り残された子供たちの集団。
危機一髪で脱出させる「問題」自衛官。
艦長の死。
潜水艦内での葛藤。
そんなメインストーリーを支えるかのように、
日本の警察、自衛隊の抱える矛盾と駐日米軍の意義を
ちょっと面白おかしく、だけど根はリアルに展開される。
実に楽しい。
本当に楽しく読める作品。
こういう「馬鹿マジメ」なの、こういうのが読書の醍醐味なんだよね。
オススメ。
解説で知りましたが「平成ガメラ」シリーズに対する有川浩の思いを知り、
ますます好きになりました。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: 文庫
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