趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

フィクションを味わう

ユダヤ警官同盟・上」(121/122)
ユダヤ警官同盟・下」(122/122)
 
 
とりあえず、本年度も読書目標(年122冊)達成しました。
その記念すべき作品が、これ。
 
いつも通り、タイトルだけの印象で読み始めた時は、
第二次世界大戦中の
レジスタンス系の話かなぁ〜とか思っていたら、
なんと、
壮大な歴史的フィクションという舞台設定にビックリ。
 
当初は、何が語られているのか、訳わからず。
次第に、
これは「もし、こんな世界があったならば」前提で書かれている作品だということに気が付き、
その大きな枠組みのトリックに翻弄されつつも、
実に骨太でスリリングなハードボイルドな展開、
虚構と現実が入り組んだ作者の巧みな罠にはまりつつ、
宗教問題に真正面からぶつかっている自分がいました。
 
悲しくも、人間的な結末に、
賛否あると思いますが、
読み応え十分です。
本好きな人には、絶対、オススメですね。
 

 
  
はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)

ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)

ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)

ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)