今日という日に
「栄光なき凱旋・上」(123/122)
久しぶりに読む真保裕一が描くのは、
第二次世界大戦下、
アメリカ合衆国で、
戦う、
生きる、
耐える、
日系二世の物語。
日本人だけどアメリカ人。
パールハーバーを受けて、
アメリカ人からは「卑怯者」として見下される、
そんな彼ら「ジャップ」が、
国籍は合衆国の彼等が、
戦争を体験する。
リアルに切ない。
誰からも嫌われる。
自分ですら、
自分をどう認めればよいのかわからない立場。
生きている意味も見失う。
戦争という愚かな行為は、
本当に意味がない。が、なくならない。
情けない、人間の性。
そう、今日は911。。。
本作品、文庫だと全部で1,500ページの長編です。
中下巻で待ち受ける運命は如何に。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 真保裕一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
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