趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ゆるい真実、ゆるい決断(その三)

屍鬼 三」(4/122)
  
  
遂にやつらの正体が。
屍鬼が見えた。
 
こんな驚くべき事実を発見してしまった、
大人、
そして子供。
アプローチは異なれど、
墓を掘り返すという「暴挙」の先に事実はあった。
そして、
事実を知ったはよいが、
その事実を、どうやって社会に、世間に、村に展開していけばよいのか?
大人は大人なりに悩み、
子供は子供ながらに歯がゆい思いにとらわれる。
 
物語は後半戦に突入。
まさか、この先、「人間vsバケモノ、吸血鬼」というハリウッド的な展開になるわけがない。
外場村の中で、小さく、奥深い収束を向かえるのか?
屍鬼コミュニティ内での不協和音が人を救うのか?
とにかく、ゆるく読み進めることにしよう。
小野不由美の強く静かな文章の流れに身を任せ。
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)

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