趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

グッジョブ!

「警察庁から来た男」(10/122)
    
 
北海道警シリーズ第二弾。
そろそろ公開される映画「笑う警官」の続きです。
腐敗を一掃した、
大きな犠牲を払って一掃した、
そんな道警でしたが、
実は、
まだ、
実に不可解な、実に瑣末な、実に軽微な「腐敗」の芽があったのです。
それが見つかったキッカケは、
なんと、タイ発イギリスBCC経由ってところが、
実にリアルっぽい。
 
そして、前作で「うたっ」たと揶揄される津久井が復活。
それに呼応するかのように、
佐伯、そして新宮、小島も、当たり前のように仕事をはじめる。
 
そして、今回、警察庁から来た男、キャリアの藤川。
この監察官、イケてる。
仕事の仕方がイケてます。
警察官もサラリーマンであるんだけど、
この特殊な稼業を実に上手にこなしていく。
その様が、キャリアとしてのプライドと責任を感じさせる。
この辺りが佐々木譲の筆力を感じずにはいられない。。。
 
キャリアだろうが所轄だろうが、
警察だろうがヤクザだろうが、
男だろうが女だろうが、
いい仕事、しましょう。
 
  
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

警察庁から来た男 (ハルキ文庫)

警察庁から来た男 (ハルキ文庫)

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