趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

いきものとは?

カクレカラクリ」(28/122)
 
 
生きているか、否か。
それは、
有機とか無機とかいうことで
処理できるものではないのだろう。 
 
本作品の中に登場する機械は生きている。
機械をカラクリと読み替えた時、
実感する。

死んだように生きている人間と、
活き活きと動いている機械と。
どちらに心動かされるだろうか?
 
が、生きている機械には、
それを設計し、組み立て、整備して、動かしている活き活きとした人間の魂が乗り移っているわけで。
この気持ちって、なかなか理解できないんだけど、
森博嗣は、
実に巧みに、
ひと夏の田舎町のチョットした謎解き「事件」に巻き込まれる、
大学生三人(男2女1)、高校生二人(男1女1)を通して、
爽やかに、過剰ではなく適度に、
肩の力の抜けた上品なミステリとして仕上げている。
 
あ〜、こんな夏休み、過ごしたいな〜
今年は田舎に行こうかな〜
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ
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