趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

犯人は、すぐに分かるのだが。。。

ソウルケイジ」(44/122)
 
  
別に犯人が誰であるということは、
そんなに大切なことじゃない。
犯人である人は、
好きで人を殺したわけではなく、
自分ために人を殺したわけじゃなく、
間違って人を殺してしまったわけでもない。
ただ、単に、
生きてい流れの中での出来事にすぎない。
そう思わせる不思議な力のある作品です。 
 
一応、「ストロベリーナイト」の続きの本作品ですが、
印象、全く異なります。
なんか、凄く、良いです。
 
犯人も犯人ですが、
警察もいいんです。
ただ、犯人を捕まえることだけのために努力する。
本当に努力する。
その姿が地味で良いんです。
そして、主人公・姫川に「敵対」する二人。
日下と井崎が絶妙。
誉田哲也の巧みなところですね。
 
で、誉田哲也、ちょっと苦手な人にもオススメ。
うん、真っ直ぐで、心、揺さぶられる作品だと思います。
 
  
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

ソウルケイジ (光文社文庫)

ソウルケイジ (光文社文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20081021-20091020.139/122)
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