趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

狂気と正気

風車祭(カジマヤー)・上」(47/122)
風車祭(カジマヤー)・下」(48/122)
 
沖縄、最高。
行くしかない。
少なくとも、明日、沖縄料理を食べよう。
池上永一という石垣島生まれの人が、
作家になって、僕たちにこういう素敵な作品を提供してくれている、
ミラクルに感謝。
 
美女と豚の幽霊と、
高校生とそろそろ97歳を迎える元気な老婆が、
沖縄、石垣を舞台に繰り広げる、
破天荒で、ちょっと切ないリアルファンタジー。
 
な〜んて陳腐な言葉じゃ、
本作品のクレイジーでファンタジーな世界観を伝え切れません!
沖縄という世界に、
どっぷり、たっぷり、身も心も浸された此の一週間。
現実世界での様々な不協和音をかき消してくれた、
読書の崇高で最高な時間でした。
 
沖縄の方には、
マブイ(日本語に訳せば「魂」?)という概念が存在するようです。
人は時にマブイを落とす。
落とした状態だと霊感が強くなる。
が、しかし、そのままの状態でいると死ぬ。
マブイを落とした高校生・武志が出会った超絶的美女。
約250年前に死んだピシャーマ。
 
って書いてみたところで、多分、意味不明でしょう。
この気持ちは、池上永一に託します。
 
 
狂っているという事は、あるルールからの逸脱を意味します。
で、もし、そのルールが狂っていたら、
狂気は、一回転して正気に戻ります。
今、あなたは狂ってますか?
それとも、
周囲の環境が狂っているのですか?
 
そんな疑心難儀な自分にとって、
本作品に、このタイミングで出会えたことに感謝します。
僕のホールザーマイは、ここにいると思います。
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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