父、祖父、息子@東京
「警官の血・上」(49/122)
「警官の血・下」(50/122)
予想を遥かに上回る。
時代を語るこの作品。
すでに「警察小説」の域を超えて存在する。
読書が好きな日本人は、全員読んでみるべきでは。
昭和23年の終戦直後の、
一番惨めだけど、最もエネルギーが燃え滾っていた日本、東京から。
警察官、安城(祖父)から物語りは始める。
そして平成19年の安城(息子)まで。
物語は激動の60年を駆け抜ける。
もう、読むしかないと思いますが、
これって、
実は、東京という僕にとっての「故郷」を、本当によく表している作品、という一面もあるのではないでしょうか。
世界に冠たる大都会、この東京を。
直木賞は伊達じゃないね。
読むのマストかと。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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