趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

初めて読む作家シリーズ

「永遠のとなり」(88/122)  
 
 
白石一文です。
 
多分、意図的に、ちょっと無理して選ばなくては、
読まないジャンルの作家です。
でも、
無理して読んで、良かった〜
うん、心にすーっと忍び込んでくる文字たちが心地よい。
充実した読書の時間を堪能できる一冊です。
  
主人公、せいちゃんは「うつ病」で人生ドロップアウト
その友達、あっちゃんは「癌」で人生ストップ。
この二人の 
何気ない日常が福岡を舞台に描かれていく。
 
人間は、
生きたがる。
そして、死にたがる。
 
どんな人でも、
人生において、
生まれた瞬間に約束される唯一の真実。
それは、死ぬこと。
その約束の出来事のために、
人は生きている時間をせっせと、コツコツと消化しているだけなのだろうか。
 
そんな重いテーマに対して、
まっすぐに答えてくれる本作品は、
読んでいて、非常に、頼もしいです。
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

永遠のとなり (文春文庫)

永遠のとなり (文春文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)