奇跡の小説
「鹿男あをによし」(94/122)
我慢できずに一期読み。
これは、読み始めたら眠れない。。。
ホルモーの万城目第二弾。
舞台は1300年の奈良。
今度の主人公は女子高の先生です。
で、その男が
ある日、鹿と会話をはじめ、
そして、鹿になっていきます。
はい、とってもおかしいです。
で、その鹿になりつつある男が日本を救います。
日本古来からの神事のようです。
はい、ぶっ飛んでます。
でも、凄く真っ当な作品です。
主人公含めた登場人物の心の動きが非常に繊細に描かれています。
とっても丁寧なので、
完全に本の世界とシンクロしちゃいます。
その没入感が、本当に気持ちよい。
最後には、ちゃんと「落ち」までついているので、読者は大満足です。
主人公、剣道部の顧問になるんですが、
その剣道シーンでも感動できます。
また、さりげなく織り込まれた歴史の知識、情報も、
多すぎず、少なすぎず、楽しめます。
もう褒めまくりです。
ちょっと幸せになりたい時に読みましょう。
で、奈良、行こ。ホントに。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/04
- メディア: 文庫
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