趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ぼくはオトナか!?

「ぼくのキャノン」(97/122)
 
池上永一の書く沖縄を読むたびに、
その島に行きたくなる。
絶対ウソ、ありえない事象が書かれているんだけど、
もしかして、
あの島ならば。。。
うん、そうだよ。
今、自分の生きている東京での現実が虚構で、
この作品の中の沖縄、琉球の姿が真なんだよ!って思える最高の時間がそこにあります。

キャノン?カメラ?
違います。
キャノン砲。大砲、武器のことです。
その地域の城の上にそびえるキャノンを巡っての物語。
本作では太平洋戦争を、
真正面から受け止めている沖縄の現実が、
ファンタジックで、クロバティックで、アンビリーバブルな展開の中に、
一本、ズシリと通ってます。
 
少年、少女は現実を知ってオトナになる。
世間ではオトナになること=汚くなることとして、
マイナスにとらえる傾向がなくはないです。
 
でもね、
生きている限り、そう、生きさせていただいている限り、
人はオトナになるんです。
今の世の中、
もっと、みんなでオトナになるべきなんです。
  
  
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)