物凄い作家は、まだまだいるんだよね。反省。
「ダーティ・ワーク」(105/122)
初めての絲山秋子。
やっぱ、まだまだ、自分、本、読んでる量が足りないよね。
何!これ!!凄い。
こんな文章を書ける人間がいるんだ。
呆然、唖然。
非常にシャープな短編集と思いきや。
え、これ、、、そうなんだ、、、
登場人物たちが、次々と繋がっていく。
その流れが素晴らしい。
必然でもなく、偶然でもなく。
その匙加減が秀逸。
絲山は登場人物達の思いとか、願いとか、敢えて描かない。
その距離感が読者にとって、どれだけ嬉しいか。
読んでいて、こんなに心が揺れ動かさせるなんて。
こんな作品、そう滅多に出会えないと思います。
中身に関して言及する余裕がないくらい素敵な作品。
絲山、読まなきゃ。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/05/20
- メディア: 文庫
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