趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

物凄い作家は、まだまだいるんだよね。反省。

「ダーティ・ワーク」(105/122)  
 
 
初めての絲山秋子
やっぱ、まだまだ、自分、本、読んでる量が足りないよね。
何!これ!!凄い。
こんな文章を書ける人間がいるんだ。
呆然、唖然。
非常にシャープな短編集と思いきや。
え、これ、、、そうなんだ、、、
 
登場人物たちが、次々と繋がっていく。
その流れが素晴らしい。
必然でもなく、偶然でもなく。
その匙加減が秀逸。
絲山は登場人物達の思いとか、願いとか、敢えて描かない。
その距離感が読者にとって、どれだけ嬉しいか。
読んでいて、こんなに心が揺れ動かさせるなんて。
こんな作品、そう滅多に出会えないと思います。
 
中身に関して言及する余裕がないくらい素敵な作品。
絲山、読まなきゃ。
 
   
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)

ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)

はてな年間100冊読書クラブ
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)