銀行って、必要??
「果つる底なき」(109/122)
銀行、そりゃ、当然、必要ですよ。
でも、本当に必要なのかな。
そもそも、銀行って、何してる会社で、
どういう社会的責務があって、
そこに努める人たちは何なんだろうか?
本当に、シンプルに、
営利団体として捉えて良い集団なのだろうか?
改めて考えさせられた池井戸潤 の「銀行ミステリ」。
1998年作品ながら全く古くない。
鮮烈に生きてる作品です。
金融商品のシステムについて、
そもそもあまり詳しくないけれど、
お金を取り巻く、人々のネバネバした思いはヒシヒシと伝わってくる。
主人公のスマートさが、
ギリギリ嫌味じゃないところが巧いね。
こんな奴、こんな強いリーマン、いるわけねーよ。
だけど、どっかにいるんじゃねーの。
という微かな希望を読者に与えてくれる、
ギリギリのヒーロー。
こういう作品読むと、元気になりますよね。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/06/15
- メディア: 文庫
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