凄いよ、これ
「虐殺器官」(112/122)
伊藤計劃、凄いよ。
なんだ、これ。
これだけのメッセージを積み込んであるのに、
とてつもなくスマート。
信じられない。
国家の仕事として「暗殺」をする男が主人公。
その暗殺を主軸に、
国家とは。宗教とは。バイオテクノロジーとは。戦争とは。夫婦とは。親子とは。平和とは。経済とは。命とは。政治とは。個性とは。テロとは。貧困とは。アメリカとは。言葉とは。生物とは。愛とは。人間とは。殺人とは。医学とは。体とは。心とは。。。
さらに、それを研ぎ澄ますような戦闘シーンの描写。
エクセレント。
ハードなSFとしての完成度も高い。
うん、凄い。
残虐な情景も多々ありますが、
これは、一読の価値、ありまくり。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 文庫
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