趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

凄いよ、これ

虐殺器官」(112/122) 
 
 
 
伊藤計劃、凄いよ。
 
 
なんだ、これ。
これだけのメッセージを積み込んであるのに、
とてつもなくスマート。
信じられない。
 
国家の仕事として「暗殺」をする男が主人公。
その暗殺を主軸に、
国家とは。宗教とは。バイオテクノロジーとは。戦争とは。夫婦とは。親子とは。平和とは。経済とは。命とは。政治とは。個性とは。テロとは。貧困とは。アメリカとは。言葉とは。生物とは。愛とは。人間とは。殺人とは。医学とは。体とは。心とは。。。
 
さらに、それを研ぎ澄ますような戦闘シーンの描写。
エクセレント。
ハードなSFとしての完成度も高い。
 
うん、凄い。
残虐な情景も多々ありますが、
これは、一読の価値、ありまくり。
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

はてな年間100冊読書クラブ
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)