サスペンス至高の舞台、ヴァチカン
「P2・上」(122/122)
「P2・下」(123/122)
ヴァチカン、そしてフリーメーソン。
このサスペンス二枚看板で、
真っ向勝負の本作品。
著者が北米人ではなく、
ポルトガル人であったことが、
実に良い按配に作用している。
結論は、、、闇の中のまま。
決してハッピーエンドにしない物語捌き。
私は評価します。
とはいうものの、ハリウッドばりの、
激しい場面展開もしっかり登場します。
で、20世紀最大のサスペンス、
1978年9月、法王ヨハネ・パウロ一世の死という史実にまつわる「フィクション」。
やっぱ、暗殺なんでしょ。
でも、世界で一番「偉い」人を暗殺するなんて、
事実は一番無理そうなことをやってしまうんですね。
読んでいるうちに、
事実と虚構が頭の中でブレンドされちゃって、
一種のトランス状態が味わえます。
それにしても、
宗教と金と権力は何時の世も三位一体なのでしょうか。
それを覆す力は、
ヨハネ・パウロ一世が選出された奇跡のように、
また、いつか、誰かが、、、
さて、今年度も目標122冊(=3日に一冊)、
二か月以上残してクリアしてしまいました。
早朝読書を始めてから、
ピッチ、上がりましたね。
とりあえず、趣味は読書ですから、引き続き、読みます。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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