秋の「熱帯夜」に心冷やして読む長編:その3
「LIMIT<3>」(131/122)
ここにきて600頁越え。
ずっしりとボディにくる読み応え。
ベルリンを舞台とした、
手に汗握るサスペンス・アクションシーンもさることながら、
まさか、アフリカが、
こういうカタチで絡んでくるとは。
20世紀の地球の歪んだシステムの「ツケ」が、
21世紀、一気にアフリカ大陸で爆発した感じ。
独裁と虐殺のコラボレーションの終焉を、
人類は迎えることが出来るのでしょうか。
そして月面では、
遂に「犯人」が判明!?
でも、
悪人はどっちだ?
犯人は、実は正義の味方なんじゃないのか?
善悪とは、あくまでも、相対的なモノでしかないのでは。
無重力空間では、
正義の定義も曖昧になっていくような、
そんな錯覚を持ちつつ、
さあ、ラスト、600頁へ。
人類の希望は、宙に、あるのだろうか・・・
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: フランクシェッツィング,北川和代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/07/30
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