ありがとう
「遠まわりする雛」(137/122)
米澤古典部シリーズ、その四。
これでお別れなのか。。。
とも思いたくなるぜ!
それにしても、
こんな気持ちにさせてくれるなんて、
ありがとう、米澤穂信。
本当にありがとう。
この二日間、ページを開いている時間は、
確かに高校一年生の春夏秋冬、そして春だった。
そう、男子校の自分には知ることが出来なかった時間、空間でした。
ミステリ短編、7作品。どれもピリリと辛いよっ。
部活勧誘のミステリ。
授業中のミステリ。
夏合宿のミステリ。
校内放送のミステリ。
初詣のミステリ。
バレンタインデイのミステリ。
春休みのミステリ。
季節とともに、千反田、伊原、福部、折木、古典部四人の心も移ろい、
そして、目に見えないくらい微細かもしれないけど、
成長していくのだ。
やっぱ、最後の「遠まわりの雛」がオススメかな。
一年を締めくくる。ささやかだけど「壮大」な物語です。
ミステリ的には、「心当たりのある者は」が秀逸。
それにしても、
楽しませいただきました。
高校一年生三作品一気読みは、ひとまず終了。
さ、次はどんな作品が待っているのでしょうか。
だから、読書はやめられません!
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: 文庫
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