趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

森見登美彦の謎が解けた

「有頂天家族」(140/122) 
 
 
どうしてこんなに
森見作品は面白いのか。
頭の中で整理できずに、本能的に享受していたのだが、
本文庫の
大好きなヨーロッパ企画上田誠の解説を読んで、
やっと理解した。
以下に引用します。

  
 森見先生の作品は、
 そのようにして読むがいい。
 答えを導き出そうとするのがそもそもの間違いで、
 解説するのはだからやめにする。
 
 ただ愉しめばいい。
 面白く読むほかに何もすべきことはない。
 
 
狸の四人兄弟の三男が主役。
その他、天狗と人間が京都で大騒ぎ。
そこに理屈とか物語とか落ちとかドンデン返しとか、
一応ありますが、
そんなのは二の次なんです。
とにかく愉しい。
本当に愉しい。
 
毛玉の狸たちのことを頭の中で思うだけで、
それだけでOK。
本当に面白い。
京都に行きたくなるし、
狸に会いたくなるし、
家族を大切にしたくなる。
でも、そんなことより、面白い。
  
森見登美彦、今後も追い続けるしかない作家です。
 
   
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

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