森見登美彦の謎が解けた
「有頂天家族」(140/122)
どうしてこんなに
森見作品は面白いのか。
頭の中で整理できずに、本能的に享受していたのだが、
本文庫の
大好きなヨーロッパ企画の上田誠の解説を読んで、
やっと理解した。
以下に引用します。
森見先生の作品は、
そのようにして読むがいい。
答えを導き出そうとするのがそもそもの間違いで、
解説するのはだからやめにする。
ただ愉しめばいい。
面白く読むほかに何もすべきことはない。
狸の四人兄弟の三男が主役。
その他、天狗と人間が京都で大騒ぎ。
そこに理屈とか物語とか落ちとかドンデン返しとか、
一応ありますが、
そんなのは二の次なんです。
とにかく愉しい。
本当に愉しい。
毛玉の狸たちのことを頭の中で思うだけで、
それだけでOK。
本当に面白い。
京都に行きたくなるし、
狸に会いたくなるし、
家族を大切にしたくなる。
でも、そんなことより、面白い。
森見登美彦、今後も追い続けるしかない作家です。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 森見登美彦
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- 発売日: 2010/08/05
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