スマート、だね
「人柱はミイラと出会う」(11/144)
所謂、「9マイル」的ミステリ?(って言わないかww)
安楽椅子探偵小説の系譜かなあ。
石持浅海の切れ味冴えまくりの短編連作集。
日本の風習がミステリにつながるという趣向。
その設定が美しすぎる。
洗練されている。
人柱。
黒衣。
お歯黒。
厄年。
鷹匠。
ミョウガ。
参勤交代。
もう、端から「おふざけ」なんです。
でも、それを真っ当に見せかけるテクニック。
余裕がないと楽しめない世界観。
この贅沢な一時。
秀逸です。
これ読んでると、
人柱システムとか、実在していると思えるから素敵。
主人公の探偵役の人の職業は「人柱職人」ですから。
え、
何、それ?
知りたいでしょ。
それだけで、読む価値ありでしょ。
上手な小説、読ませていただきました。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 石持浅海
- 出版社/メーカー: 新潮社
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