直球スパイ小説!
「沈底魚」(17/144)
いや〜、久しぶりに、剛速球、ど真ん中のスパイもの。
堪能させていただきました。
場所は日本。
舞台は公安。
相手は中国。
国会議員を巻き込むスパイ・スキャンダル。
コードネーム「マクベス」。
与党vs察庁。
赤坂の関与も?
麻布と桜田門の暗闘。
真の国益とは何なのか?
人の命と国益はどっちが大切なのか?
そもそも、国益とは何なのか?
誰が「国益」の意味を決めるのか?
そして、日本は、相変わらずの、とてつもない「平和ボケ」なのか。。。
敵と味方がクルクルクルと切り替わる。
スパイ小説ならではの醍醐味。
誰を信じれば良いのか最後までわからない。
スパイ小説のエクスタシー。
裏切りなんて気にしない。
人の命もゴミのよう。
そんな、
スパイ小説の「エッセンス」が詰まってます。
そして、ラストは、、、ニヤリ。
スパイ小説初心者には超オススメ。
もちろん、
上級者にも楽しめる作品です!
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 曽根圭介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: 文庫
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