家族の重さ
「ラスト・チャイルド・上」(28/144)
「ラスト・チャイルド・下」(29/144)
読書、した。
うん、本、読んだ。
このミス5位は伊達じゃない。
あの、「川は静かに流れ」のジョン・ハートです。
やはり、間違いは無かった。
双子の妹が誘拐された主人公・ジョニー。
彼は13歳。
この1年間、ひたすら妹を探し求める日々。
誘拐により失踪した父。
そして、精神的に崩壊した母。
それでも家族は家族。
子供は子供。
基本線は、ジョニーの妹探し。
少年の無垢な暴走が「美」しい。
そして、それにシンクロして進行する「公権力」=警察の捜索。
そして、また、
警察内でも、家族はある。
崩れていく家族。
助け合う家族。
そして、驚愕の事件の結末。
当然、ミステリとしての完成度はパーフェクト。
まさに、読み応え十分。
素晴らしい。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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