趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

死ぬまでに一度はスノボ、しようか

「白銀ジャック」(32/144)
 
 
巧いね。
東野圭吾、まとめるね。
これまでも「スキーもの」は何作品かあるけど、
今回は「スキー場」ものとは。
 
簡単にいえば、
スキー場を脅迫して「身代金」を強奪する犯人と、
スキー場スタッフとの「戦い」です。
 
そのシンプルな軸を中心に、
物語は一気に進行する。
そこに、過剰ではなく適宜織り込まれる
スキー、スノボの滑走シーンが、実に美しい。
これぞ東野の真骨頂!
作品がギュっと引き締まる。
 
ミステリ的にも、
実はこういうどんでん返しじゃないの〜
と読者に思わせつつ、
紙一重でかわしていく巧妙な展開。
流石です。
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

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