死ぬまでに一度はスノボ、しようか
「白銀ジャック」(32/144)
巧いね。
東野圭吾、まとめるね。
これまでも「スキーもの」は何作品かあるけど、
今回は「スキー場」ものとは。
簡単にいえば、
スキー場を脅迫して「身代金」を強奪する犯人と、
スキー場スタッフとの「戦い」です。
そのシンプルな軸を中心に、
物語は一気に進行する。
そこに、過剰ではなく適宜織り込まれる
スキー、スノボの滑走シーンが、実に美しい。
これぞ東野の真骨頂!
作品がギュっと引き締まる。
ミステリ的にも、
実はこういうどんでん返しじゃないの〜
と読者に思わせつつ、
紙一重でかわしていく巧妙な展開。
流石です。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2010/10/05
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 62回
- この商品を含むブログ (122件) を見る
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)